阿鼻叫喚ツアー備忘録
2020年です。皆さんいかがお過ごしですか?
例のクソウイルスの被害でのいこも自宅待機となっております。
自宅待機期間に「なんもやることねぇ~」と天井とにらめっこばかりする生活にうんざりしている毎日です。
これといった趣味もないので何か時間がある時に出来ることはないかと模索中ふと「ぶろぐれぽ・・・」と
すっかり忘れていたブログの存在を思い出しました。
嵐のトラロックバスツアーから書いてないじゃん。
もう記憶も薄れてきたじゃんと勝手に焦り今このように久しぶりにmyPCを開いて文字を打っております。
本当は終わってすぐ記憶が鮮明な内に書き留めるのがブロガーさんとしては正しいのでしょうが、のいこはブロガーでもなんでもない只の埼玉のOLなので終わってすぐにPCへ向かうなんてマメではないのです。
実際すげぇツアーですげぇ事が起こりまくったので後遺症がやばくてやばく、そのやばさをすぐ伝えることが出来ませんでした。ツイッターではリアルタイムでやべぇ状態は呟いていたのでご存知の方は周知の事と思います。
今回はその阿鼻叫喚ツアーに行く決意をするまでと当日に至るまでのアレコレを書いていきたいのですが、何せ文字だけでは無理なので当時のツイートを遡り画像に頼りながら進めて行きます。
本当は「中村優一と行く暴走ツアー」なのですが、阿鼻叫喚のが正しいツアーだったのでこの記事は「阿鼻叫喚ツアー」とさせていただきます。
前回の記事をご覧の方はもう「気持ちが悪い奴」と分かっていると解釈しているので何振り構わず参ります。
去る2019年2月14日ホワイトデー。
こんな発表がありました。
「????????????」
頭の中が真っ白になった。いっぱくふつか????なにて???なんだその笑顔。
毎回この手の発表があるとTLでみんなのいこの名前を叫んでくれるのですが
当ののいこはもうそれどろこではなかった。
そう、もう吐きそうだったのだ。
一回冷静になると言いつつ全くもって冷静ではなかった。そして仏滅だった。
何よりも今までのイベとは桁が違う。金額がとんでもなかったのである。
更に一人で参加の場合、部屋は相部屋になるという恐怖の記載があった。
相部屋が嫌過ぎてぐずり始めた。メソですら心配している。
金額が金額だったので家族にも相談した。
家族は「行くしかないだろ」と自分が払わないもんだから余裕の後押しである。
普通なら「俳優さんのイベントにそんな額・・・」とか言われそうだが
我が家はノリノリであった。普段から中村屋に必死なのを知っているのと
後日両親に聞いたら行かないで家ですすり泣かれるのが面倒だと思ったと辛辣なご意見を頂いた。流石は両親である。
許可が出たなら後は道連れフレンズだ。
このツイートの時点で心の狭さが出てしまっているが本当に嫌だったのだ。
悩みに悩み、帰りの自転車で泣きながら帰るくらい悩んだ。
こんな時、だいだい泣き付くのは付き合いの長い「みぃす」だ。
お断られるのを覚悟で誘ってみたとことろ今のところ予定はないからOKと二つ返事で了承をもらえた。目の前に「希望」の光が見えた。
中村屋に興味のないみぃすは「カパル見れるし、のいと初旅行だな」なんて粋なことを言ってくれたので泣きながらこのご恩は一生忘れませんと申し込みフォームに突撃した。
あとは申込期間が終わり振込み日程が決まるのを待つだけで、この日からトップスピードでスキンケア等のアップを始めた。その日まで死んでも死なないだけである。
こうして運よく介護人が現れてくれたお陰でで安心して死ねるのだ。
改めて友達って素晴らしいなと自分の人脈に感謝した。
ひとまずはここまでが行くまでの過程である。
前回よりベリベリスムーズで良かったので次回に続く・・・・・
トラロックバスツアー最終章。
前回から暫く間が空いてしまいましたが、この気持ち悪いまとめも
これで最終章となりますので、どうぞご安心して気持ち悪くなってくださいね。
若干前回どこまで書いたかふんわりしか思い出せていないので
コレがマジに思い出せなくなる前に記憶の熱ッついジュースを振り絞って
悔いなく終焉を迎えたいと思いますので最後までお付き合いよろしくお願い致します。
では、参ります。
山下公園での集合写真を撮り終わりバスが到着するまで野放しの中村屋を囲み
中村屋とまっつんの何でもないお喋りで時間を繋ぎ、バスが到着してからは
ゾロゾロとみんな各バスに乗り込み、まだかまだかと自分のバスに中村屋が同乗してくるのを待っていた。
三号車から順番に乗り変えて来るとゆうことで、わたしが乗る一号車はラスト。
添乗員の男性スタッフさんに「多分時間的に一番一号車に長くご本人が乗ると思います」なんて言われてしまい益々緊張と嗚咽が止まらない。
どう考えても目の前に来るのは分かっていたので、もうテンションは上がったり下がったりとめちゃくちゃ忙しかった。
中村屋が乗り換えてくるまでは結構な時間があるので今回の参加記念品とFC会員限定のブロマイドが配布され「かわいい・・・」しか脳が言わなくなっていた。
ああ、乗って来たら本当にラストスパートなんだなぁとブロマイドを眺め
めちゃくちゃおセンチな気分になっている時にそれはキタ。「尿意」だ。
山下公園から出発しておトイレとか余裕っしょと思っていたが
緊張で吐きそうだし漏れそうだしで流石にマズイと思い、男性添乗員さんに
コソッと「お手洗い行きたいです・・・」と伝えたら小声で「少々お待ちください」
と言われ添乗員さんとバスの運転手さんでどこか横付け出来そうなコンビにはないかと探し、スタッフさん同士は「予定の場所ではないがコンビニがあればそこでもうご本人に乗り換えて頂きましょう」と連絡を取り合っていた。
どうにか停まれそうな大通りのファミマにバスを横付けし
「他の号車の方々にはおトイレ休憩とは伝えていませんので速やかに戻ってください」と言われ、わたしを含むファン5人程はそそくさとバスを降りてファミマへダッシュした。
いや、ダッシュしてたのはわたしだけで他の方々は「お茶買おう」とか「お菓子買おう」などとのんきに「マジ休憩」の感覚だった。
みんな「遅れても大丈夫っしょ」な感じなのである。
若干腹は立ったが今は予定を狂わせてまで来させて頂いてるおトイレなので
上半期始まって一番くらいの速さで用を足した。
めちゃくちゃ急いだので出たかどうかも怪しいが、とにかく音速で済ませた。
ファミマを出る時もバスまでめちゃくちゃ走った。
息もゼーハーでバスに戻ると「おかえり~」と中村屋とまっつんに言われてしまった。
この感情に名前はなく「っは~い・・・」しか言えず
席に着いてもガチの目の前だし、もう目を合わせることも出来なかった。
めちゃ遅トイレ組も戻り全員が着席したところで、またバスは発車した。
何かあってはイケナイなとシートベルトもガチガチに締めた。
もはや「拘束着」である。
目の前でセルフ拘束をしている奴を尻目に中村屋とまっつんのトークが始まる。
内容はまぁまぁ他愛もない話ばかりであった。
中村屋が「最後の晩ごはん」とゆうドラマに出ているので自炊する?みたいな話から
そう、まっつんが大好きなぺヤングは一平ちゃんではないのだ。
「大好きすぎてもう一平さんって呼ぶね」と言っていたが
まっつんの大好きな一平さんはぺヤングさんではなく明星さんの傘下なのだ。
そこが腑に落ちなかった中村屋に「ペヤングって一平ちゃんじゃないよね?」と
確認されてしまい「はぃ・・」としか言えなかった。
しかし中村屋は一平ちゃんがカップ焼きそばで一番好きだとゆうことも分かり勝手に「わたしも」となった。もう一平ちゃんしか食べない。
その後も要所要所まっつんの腑に落ちない部分を「違うよねぇ?」「変だよねぇ?」と
確認され、わたしはもう虫の鳴く声で中村屋の問いに「(はい・・・)」と頷くだけのYESマンなイキモノになっていた。
トークも終盤に差し掛かり中村屋が「ちょっと一人ずつお礼してくるから」と
マイクを置いて一番後ろの席まで向かったので、一回めちゃくちゃ深い深呼吸をした。
一人ずつにお礼をして、いざわたしの番になった。
「また来てくれてありがとうね?」でずっと狂っていた涙腺はぶっ壊れた。
本当に覚えててくれていたかは定かではないがマジ一生推そうと決めた。
目の前の定位置に中村屋が戻りまっつんがこんなこと言うから
めちゃくちゃ声帯を絞って「香水何使ってますか?」と勇気を出して聞いたら
「SABAってやつ!えす、えー、びー、えー、サバ!」と教えてくれたが
脳内には「えすえーじーえーさが♪と」「サヴァ?ゴーバスターズ?」しか浮かばなかった。特撮クラスタの悪いとことである。
そろそろ東京駅に着く頃で中村屋から今日の感想や感謝の言葉が綴られ最後に
「僕が皆さんの為に夜な夜な内職したプレゼントがありますと」紙袋をガザガザし始め「入浴剤のバブです!」と見せてくれた。
これをこれから一人ずつ渡しますね!とまた席を離れ最後尾から配り始めた。
一回でやりゃ良かったのにと普段なら思うが、中村屋チャンスが二回もあるなら
それはそれでヨッシャラッキーなのでいいのである。
まさかこのタイミングで電王を勧められるとは思っていなかったが
ひとつ言えるのは「観たうえでだよ!!!!!」の一言に尽きる。
まっつんは電王10周年のイベントにも行ったらしく「本当に良かった・・・俺、改めてライダーと仕事してるんだって感激した」と言っていたが
「君が仕事をしているのはライダーであって鬼だからな、忘れんなよ今バブを配っているのは【鬼】だ」と危うくわたしの中の猛士が暴れだすところであった。
オタクは簡単に戦闘スイッチが入るので是非気をつけて欲しい。
せっかく大人しく過ごして来たのだからここで全てをチャラにする訳にはいかないし
わたしはまだ中村屋のバブを貰っていない。
貰うまで死んでもバスを降りるわけにはいかないのだ。
そしていよいよバブ配給の番になり「ありがとうございます・・・」とバブを泣きながら受け取ったらその流れで中村屋が何か言いたそうにしていたのに急に添乗員さんに預けた手紙のことを思い出し「手紙、持ってきたんですけど・・・」
「うん、今受け取るよ?」
「預けてしまったので・・・」
「誰に?」
「スタッフさんに・・・」
「うん、じゃあ後で受け取っておくね?」
「いや、読まないでください・・・」
「なんで?!絶対読むよ?!w逆に読む!w」
「や、ホント恥ずかしいので・・・」
「ううん、読むし、また来てくれて嬉しかったよ?」
「生まれてきてくれて・・・ありがとうございます・・・またいつかの未来で・・・」
「もちろん。いつかの未来でね!」
とこんな気持ちの悪い会話をずっと握手しながら聞いてくれた中村屋。
最後は肩をぽんぽんとしてくれた。
しかしテンパった状態で手紙の件を思い出したせいで中村屋がわたしに投げようとしてくれた言葉が分からないままになってしまい死ぬほど後悔した。
次があるならもう中村屋が何か言いそうな時はめちゃくちゃ黙っていようと心に決めた。
最後に〆の挨拶を済ませ、中村屋とまっつんはバスを降りた。
我々も時間差でバスを降り、一日お世話になった添乗員の男性スタッフさんに
「お兄さんが一号車で、出会えて良かったです」と伝え
お兄さんも「自分も出会えて良かったっす、お預かりした気持ち、大阪まで持っていきます・・!」と涙目で握手をして別れた。
東京駅まで早歩きで向かいながら改めて本当に終わったんだと、駅のホームで泣いた。
こんな夢のような時間が他にあるかよ・・・
なんだか生きている中で全ての運を使い果たしたような感覚である。
このバブも良く見たら写真集にないカットだしハートのシールも貼られ
メッセージも手描きな事に気付き、これを親知らず抜いて痛い痛いと言いながら
夜なべして作ったのかよと思ったら更に泣いた。
帰り道はホント「まるで透明になったみたい 全部自分をすり抜けていく」だった。
家に帰ってからも写真を見ては今日のことを思い出し泣いた。
もうこれは後遺症がひどいのでしばらくは患うだろうなと確信した。
しばらくどころかきっと一生ものな気がする。
集合写真も一匹モンスターが写りこんでいるがこれはこれで満足である。
そしてイベ後恒例の爆散記録も残しておいた。(前回のも一緒にご覧ください)
脳内がまだふわっふわの状態でその日は気絶するように寝たが
起きてすぐTLを見たら中村屋がブットバソウルの宣伝ツイートをあげていて
なんかもうマジ中村屋・・・としか言えなかったしビルド見ても何一つ頭に入ってこなかった。
一人でいるとマジに空っぽになってしまうのでメソとaちゃんとお好み焼きを食べに行ったが震える手で「中村」と書いてしまうくらいにはぺそぺその空っぽであった。
こんなんで月曜から仕事大丈夫かよと思っていたらTLでこんなことを言っていたのを思い出してくれたのか自分のことのようにガチで赤飯を炊いてくれたフォロワーさんもいて更に目頭が熱くなった。
本当に人には恵まれたと思っています。
このナンバーは二度とないものだし、あの時間も二度とないものなので本当に行けて良かったし、今回は自分ひとりの力で行けたとは思っていません。
現場で一人でもTLで皆さんが気に掛けてくださっていたお陰で楽しく行って来れました。本当にありがとうございます。
これからも気持ち悪く中村屋を推していきますが、どうかそのまま生ぬるい目で見守って頂けたら幸いです。ここまで読んでくださりありがとうございました。
(ド深夜なので誤字脱字等は今度修正いたしますおやすみなさい)
トラロックバスツアー前夜と当日のあれこれ。
前回は中村屋バスツアーに参加出来るようになるまでの過程をザラッと書き出したので 今回はその前夜と当日の様子を私のツイートと共に振り返ってみようと思います。
前回のは自分でも読み返しましたが大分気持ちが悪かったし、逆にもうここまで来たらいっそ思い切り書き散らかそうと思うのでお付き合いください。
今更ですがタイトルのトラロックの意味は仮面ライダーアマゾンズを観ていないと伝わらないネタなので気になる方は「アマゾンズ トラロック 意味」とかで検索してあわよくば仮面ライダーアマゾンズを観てください。
では、参ります。
2018年3月6日 中村屋FCから当選者のみに集合時間と場所が記載されたメールが来て「ああ、マジで行くんだな・・・」とじんわり実感が湧き始める。
まだこの時点ではペソったメンタルを引きずっているので思っていたよりもテンションはガッっと上がらず「そうか~・・・そうか~・・・」って感じだった。 そして改めて集合場所を確認してみたら東京駅でも聞いたことの無い場所が集合場所に指定されていたので純粋に「やべぇ」と思った。
何故なら自分でも引くくらい方向音痴だからである。
一緒にお出かけしたり現場に行ったことのあるフォロワーさんは私の方向音痴加減を
知っているので、ここでもまた「あいつ大丈夫か」とTLをざわっとさせてしまい、中には「時間が時間なら送り届けてやりてぇわ」とか わざわざ「この道を目印に行くんですよ」と写真つきで連絡をくれる人も居た。
色々と雑魚ではあるが人には恵まれているんだと人の優しさに目頭が熱くなった。
2018年間3月9日トラロック前夜。
とりあえず今回はプレゼントボックスの有無が明記されていなかったので渡せないかもしれないがファンらしくお手紙の一枚でも書いておこうと思い立ち、仕事帰りにレターセットを買いに向かった。
まぁ当然ながら私が愛してやまないクッキーモンスター、セサミストリート関係のレターセットは無く Dの称号を持つネズミさん一派のものばかりであった為
すんなり諦めた私はその中でも一番眼球が飛び出てるのを買おうとこのレターセットをセレクトした。
「眼球が飛び出ているから」と思って買ったのも今となれば既に正気でなかった。
家に帰ってやっと「明日かよ」と実感が湧く。
感情と語彙が死にかけると張本選手の勢いに頼っている自分も発見することが出来た。 この呪文で乗り切った感じはあるので張本選手には勝手に感謝しているし、頑張ってほしい。
明日はニンニンジャーよろしく「忍びなれども暴れない」と目標を立てた。
普通に考えたら「暴れない」ことは成人済みの妙齢女子なら当たり前なのことなので、わざわざ言うことでもなかったな、と思ったしこの時脳内では虎舞竜のロード第1章が流れていた。何でもないようなことが幸せだったと思う。
完全に死ぬ前夜である。
手紙は一行も浮かばないしこのまま寝れずにフラッフラの状態で行くんだろうなって思ってた。
めっちゃ寝た。
いつもより早起きではあるがしっかり寝れた。
多分色々考え過ぎて逆に疲れていつの間にか寝入ったんだと思う。
でもあんなに騒いでいたのだからもっと気合入れて早起きしなさいよって自分でも思ったし 実際乗る予定の電車にはギリッギリだった。
東京駅に着いてからは兎に角「八重洲南口」の文字だけを頼りに歩き、これはフォロワーさんが写真を送ってくれた付近だぞ!とか思いながら歩いた。
結局改札を出てからグーグルマップがイカレたので右と左どっちに行くのかよってなったが駅員さんに聞いたら親切丁寧に教えてくれたので無事辿り着くことが出来た。
もうここまで来たら大勝利だわ、と集合場所の喫煙所で余裕の一服。
めちゃ混みのお手洗いも済ませ、中村屋バスツアーとリクナビの会社見学ツアーの人達でぎゅうぎゅうの待合室で暖を取りながら案内を待つことに。
ふと同じバスツアーに行くであろう人達からこんな声が聞こえた。
「○○さん何号車?私は2号車」
え???号車ってもう決まってんの? なんかお知らせあった??は??? 途端にパニックである。もう大勝利だと思ってたのに。
やばいやばい。またこれでスタッフさんのお手を煩わせてしまう・・
パニック状態のまま中村屋バスツアーの人達はバスの前に集合とアナウンスがあった。 とりあえず冷静を装ってバスへ向かうものの号車が分からない。
なんか、なんかないか、アレか、集合場所とか書かれたメールか?! そう思い、急いでメールを読み返す。
「ぴ~~~~で~~~~えふ~~~~~」ってなった。
メールの一番最後にPDFが張り付いていた。危なかった。今後この手のメールはちゃんと最後までスクロールしようと心に決めた。
一号車と分かればあとはスタッフさんに名前を確認され、番号札的なのを渡されてその番号札に書いてある座席に座ればオールオッケーよ!!!
いざバスに乗り込み車内に張り出された座席表を見たらあり得ない座席順に度肝を抜かれる。
隣が居ないことで「やりたい放題やんけ」と何をやりたい放題するかは自分でも分からなかったが隣に人が居ないとゆう最高な状況に気分は上々であった。
しっかり全員が乗り込み、いよいよトラロックバスは発車した。
車内では今回一号車担当の男性添乗員さんが軽く自己紹介をし、まずは優一君からのメッセージDVDを見ながらクイズを行いますと全席に解答用紙と簡易的なペンが配られた。
中村屋からのDVDメッセージは「今日は行かれなくなっちゃったから、どこかでバッタリ会えたらいいなぁ。でも俺行かないからなぁ~~」としらじらしくマジで行かないていで通そうとする可愛い映像だった。
軽くバスはお通夜モードになる。
気分を切り替えてクイズ出しま~すとはしゃぐ液晶画面の中の中村屋は楽しそうで良かった。
タイムリーにツイートされた「おはよ!」はタイミング的にちょっと不安になったが中村屋が楽しいならいいのである。
そして一列目No1-1なのでめっちゃ男性添乗員さんと目が合う。
そんな中とんでもなく辛辣なリプを返され「なるほどな」って思った。
クイズ大会は当たりゃしないんだからとまぁまぁ適当に記入した。
そんな静かなお通夜バスは中村屋が陸上をやっていた中学校時代、最後の大会で最後のレースだったのに自分の前の選手がバトンを落としてしまい、中村屋が走ることなくそのまま退場になってしまったことが悔しくて泣きながら帰ったとゆう思い出の場所に向かっていた。それが・・・・
全然知らないし、なんなら同日は横浜マリノスとサガン鳥栖の試合の日だった。
集合場所で待っていたのは胡散臭いハットをかぶった軽い感じのお兄さん。
この人が今日はアテンドしてくれるそうだ。15分ほどそのお兄さんがお喋りで場を繫ぎ
「僕は何も悪いことしてないので写真撮ってガンガンあげて~~」と言っていたので一枚撮ってツイッターに上げた。
このお兄さんが私の知らないところでフォロワーさん達の過去をサクッとほじくる人だったらしくTLがふんわりざわついていたのを覚えている。
ジェントルさんというそうだ。
その時、後ろの方から「ラララライ!ラララライ!」とゆう声と足音が聞こえてきた。 中村屋とまっつんである。
一通りライライした後に簡単なご挨拶を済ませ、本当は走りたかった競技場に向かうことに。中村屋はライライ言いながら一足先に向かったと思っていた。
そう思っていのにライライ戻ってきて歩きながらファンの子達と軽く会話をしている。 ボケーっと歩いていたら隣に中村屋がいた。
「おはよ!寒いね!」と突然声をかけられ、誰とも喋っていないアップ前の声帯にはしまっちゃうおじさんが居たので「おはざます~・・・」としか言えず朝一発目のチャンスで私の声帯は機能を果たさないまま惨敗した。
ここであの時渡されるはずだったバトンを受け取りたい!とゆう
中村屋の願いを叶えるべく、即興でまっつんと中村屋のバトン渡しが始まった。
これが第一のフォトセッションである。
運よく最前列にいたのでここぞとばかりにスマホのカメラで死ぬほどバーストした。
まだ午前中である。充電は40パーまで減った。
この実況ツイートを見ていたフォロワーさん達が「のいこさん今日死ぬ」とまた口々に言っていた。
よく考えたら私よりも推し現場を経験している猛者達だ。
その人達が「やべぇぞ死ぬぞ」と言うのだから改めてここが死に場所かと思った。
フォトセッションを終えてチーム中村屋は一次退散。
なんだかもう嵐のような時間であった。
バスに乗り込む時は1号車の1-1なので添乗員の男性スタッフさんとずっと喋っていた。 その時にファンレターを書いてきたのですがどなたにお渡ししたらいいですか?と聞いて、その添乗員さんが「私がお預かりします」と言ってくださったので、その場でもう手紙は預けてしまった。眠さと戦いながら書いた手紙なので支離滅裂の乱文を渡すか迷ったが、もういいかなぁと半ばやけくそで渡した。
私のツイートは一回目の生中村屋の登場でいつも通りテンションが上がっていた。
これはまぁ通常運転である。
次の思い出の地は競技場から近い場所だったらしくすぐ着いた。
バスを降りて添乗員さんと先頭を歩きながら「寒いっすねー」「上着着てくれば良かったっすー」などと話をしていて「ここの角を曲がってください」と言われたので
言われた通りに曲がったらランドセルを背負いほっぺたを漫画のように赤くした中村屋がそこにいた。
あまりのことに「フンォw」と声が出てしまい中村屋に「恥ずかしいでしょ!俺も!」とキラッキラの笑顔で返された。
このまま商店街を案内しますとのことで中村屋を先頭に後ろをついていく。
その距離は普通に友達と歩くときの「ソレ」で終始生きた心地はしなかった。
距離感のオカシさをフリー素材のジェントル氏にぶつけ、中村屋の小学校の前でフォトセッション。もう感情が狂っているので逆ギレ状態である。
ハッピーハプニングがありつつも結局は「っしゃーっす」しか言えなかったので終わっている。
私が終わった状態で二箇所目を後にした。
この写真を見たフォロワーさんが「これ生活県内です」と言っていたから横浜にしては マジ地味な場所に連れて行かれたんだろうと薄々感づいてはいたけど核心に変わった。 その証拠に中華街は窓の外をボーっと見ていたら普通に通り過ぎたし、それでも初めて「街華中」の門を見れたので満足だった。
この後はスカイビルの27階に移動しそこで中村屋と一緒にランチを食らう。
バス内で座席のくじ引きを行い、レストランに着いたらその座席に座るようにアナウンスされた。多分ご飯は喉を通らないし、隣に誰かが座るのは決まっているのでめちゃくちゃ黙っていようと心に決めていた。
会場は思ってた以上に豪華でちょっと引いた。
肝心の座席は棒卓の一番端だったので知らない人でサンドされる事態は免れた。
大勝利だと思った。これはマジの大勝利だと思った。
開始まで時間があったので他の人達はみんな「はじめまして~^^」と挨拶をし 「今回のイベが初めてですか~?」の入りからお互い探り探りの薄い会話をしていた。
サクッと逃げた。
座席が分かれば後はランチタイム開始ギリギリに行って気配を消しおとなしく中村屋をおかずに飯を食い、良きところで拍手とかしていれば空気になれるだろうと思っていた。私は交流をしに来たのではない。
生でそこに生きる中村屋を見たいだけなのだ。
そんな事を考えながら煙草を吸っていたら添乗員の男性スタッフさんが喫煙所にきた。
お互い「おおっ・・・ちーす」みたいな感じから他愛の無いお喋りをし「僕来週も大阪に行かせて頂くことになってて、来週はバス2台っす、また一号車っす」と情報をペロッてくれた。
「じゃあ私の気持ち預けるんで大阪まで持ってってください」と返した。
中村屋に伝わる訳も無いので「おなしゃーす」くらいの軽い感じで言ってしまったが、話をしてる内に地元が近いことが分かりめっちゃ親近感が湧いた。
「そろそろ行かないとまずいっすね」と二人で会場へ戻り、無の顔で着席した。
隣に座ったお姉さんがナニカ話したそうにしていたがポケモンのガールスカウトが出てきたような気持ちでスルーした。
今の私には「▼にげる」一択しかないのだ。
そうこうしている間に「あの曲」のイントロが流れる。
細胞の数ほど聴いていた大好きな「あの曲」(ACTION-ZERO - YouTube)
どこだ、どこから登場だ!?と振り向いて後ろの扉を見たら、うっすく扉を開けて登場のタイミングを見計らっている中村屋と目が合ってしまったのだ。
めちゃくちゃ目をそらしたし汗はすごいし涙は出るしでダメだった。
始まる前は普段お目にかからないような料理を写真に収めたりしていたが、生歌からのご挨拶の後すぐ卓ごとに呼ばれてご飯を食べている中村屋のフォトセッションが開始されたので 瞬時に料理の写真を消して中村屋バーストに精を出した。
座っていた中村屋が「あれ?みんな上から撮るんですね~」と言ったので、すぐさましゃがんでローアングルからバーストした。
めっちゃ笑われたけど推しがローアングルで撮影していいと言うのだから遠慮なくカメラの◎を押し続けた。
ちゃんと下々の者にも目線をくれたし、もぐもぐしてる姿は可愛いしで、なんかもう静かにキレるしかなかった。
本当にあの瞬間は「はあ?」と思っていたし、何なら軽く声に出たかもしれない。
フォトセッションが終わってからすぐに「優一君がお一人ずつお酌して回りま~す」と司会のジェントルさんから言われ、やっぱり「はあ?」となった。
嫌なのではなく、何度も言うようにもう感情が狂っているのである。
とりあえずお酌される順番になったらブットバソウルの京介実装おめでとうございますは言いたいと思っていたので何度も脳内でシュミレーションをした。
隣のガールスカウト(何度も話しかけてこようとしたし、そうゆう色の服を着ていた)が途中何回も「かわいいなぁ、生はいいですねぇ」と会話の誘い水を打ってきたが
マジにそれどころではないので「っせぇな」と思っていた。
リアルにいっぱいいっぱいだったのだ。 私が最低なのは重々承知ではあるがガチで放っておいてほしかった。 そして訪れるスーパーお酌タイム。
さっきまで同じものを飲んでいたとは思えないくらい特別なウーロン茶だった。
なんかもう「甘み」とかあったような気がする。
脳内シュミレーション通りにサラサラッとは言えなかったし
「死ぬ前に見る夢みたい・・」って脳で思った事がそのまま声帯を震わせて出るとゆうイージーミスを犯したものの、それでもとんでもなく嬉しい情報を本人から聞けたのでマジ死んでもいいと思っていた。
瀕死になっているところに、まっつんも来てくれたけどこれは普通に「あらざーす」って乾杯出来たのでもう少し私はまっつんを芸能人として見なければと反省もした。
「京介のセリフめっちゃ喋った」とゆう公式からの情報にお料理も何味か分からなくなっていた。ガールスカウトに「これおいしいですよ~」と言われたけど、なんと返事をしたかすら覚えていない。脳内では鬼達が音叉祭りをしていた。
お酌タイムの後はファンとのゲーム大会が行われたがマジでぼーっとしていたのでジェスチャーゲーム云々はもう全く覚えていない。
各卓1チームでのチーム戦で正解の回数を競うとの事だったので、こんな非協力的な奴と同卓のファンの方々には申し訳なかったが
私は中村屋がアキラ100%をジェスチャーで伝えていた事しか覚えていないのだ。
大事な情報以外はその場でアウトプットしていきたかったんだと思う。
あと、この手のゲーム大会や抽選はだいだい当たらない星の元に生まれているので
隣のガールスカウトが張り切っているのを「がんばれがんばれ」と思っていた。
ゲーム大会も終わりゲーム優勝卓には中村屋が今年の運勢を占ってくれる特典が発表された。
と言っても中村屋は占いなんか出来ないので占い俳優グループに所属している我等がまっつんの占った事を復唱する可愛いものである。
占っている間は「しばしご歓談を」とのことだったのですぐさま喫煙所にINした。
多分このタイミングしかないだろうと思ったのか添乗員の男性スタッフさんも来た。
「ここで吸わなきゃ次ないんですよね~」と言っていたので予定を把握している人が言うならマジで来ておいて良かった。
「飯食えました?」「それどころじゃないっす」「ですよね」みたいな会話をして
つい「この後ってどうなるんですか?」と聞いてしまった。
もう気持ちの糸がゆるっゆるだったのである。
「あ~この後はご本人の希望してた山下公園に行きますよ~」
教えてくれるのかよ。埼玉県民の絆は簡単にぎゅっと固まる。
「あっ、バスがこの付近長い時間停められないのでここを出た後はちょっと離れた場所にバスが停まってます、分からなければ出口で待ってますけど・・・」
「信じられないくらい方向音痴なので自信ないですが頑張ります」
「心配っすね・・あとここでお手洗い済ませた方がいいですよ、次の場所寒いんで」
そんな会話をして、もはや恒例の「そろそろ行かないとまずいっすね」で会場に戻る。
会場に戻るとちょうど勝者達の占いタイムが終盤で「よっしゃラッキー」と思った。
一通りの予定が済み壇上に戻った中村屋から「この後、せっかく横浜まで来てもらったので夕陽を見ながらデートスポットに行こうと思います!そして!!!みなさんのカメラで僕とツーショット自撮りタイムもあります!!!」
会場は阿鼻叫喚だった。
そうゆう私もかなり錯乱していた。なんかもうマジでヤバかった。
まずは化粧を直さねば・・いや、もうクッキーモンスターのポーチと撮ってもらうか?
(クッキーモンスターのポーチはモバイルバッテリーを入れていたのでずっと持ち歩いていた)でもこれで上手く撮れたら遺影に出来るな・・・あ!!Snowで盛れば!!と
短い時間でめちゃくちゃ考えた。Snowに頼ろう。Snowしかない。結論「加工」だ。
この一件でTLはもう「のいこは死んだ」となっていた。その通りだった。
そして最後に最近ブログで「痛い痛い」と言っていたのは親知らずを抜いて泣くほど痛かったから、とのことで心配していた案件が分かりほっとした。
ほっとしたのも束の間、数十分後にはツーショットである。
ナニカの魔法で今だけ本田翼の顔にして欲しいと本気で思った。
中村屋退場後はみんな一目散にお手洗いに駆け込み、私もその列に並んだ。
ずっと生きた心地がしないのである。ちょっと過呼吸に近い感覚だった。
そしてスカイビルを出てから案の定バス停まで迷って、添乗員さんに心配をかけた。既にボロボロだった。
山下公園に着いてからなるべく冷静でいなければと道中は添乗員さんと喋っていたが
中村屋との待ち合わせ場所に到着して40秒くらいで「一番の人からどうぞ」と言われ
しばらく自分のことだと気付かなかった。誰だよ早く行きなさいよ自分だった。
中村屋も「お前だよ」ってジェスチャーをしていて「ハッ!!!」と漫画みたいな声が出た。
覚悟を決める間もなく震える手でSnowを起動し中村屋の隣に行く。
右に並ぶべきが左に並ぶべきか迷った結果中村屋の周りを無意味に一周した。
いざ、中村屋と映るべくカメラを覗くとめっちゃ逆光だった。
「ヤバイ眩しいね~どうしよう、あ!これ!すのうだ!」
「加工しないとしぬので・・・・」
今日だけで何回推しの前で「死」と言ったか。今思えば不穏なファンである。
一人一枚と言われていたので一発勝負だなとぶるぶるに震えながらシャッターを切った。
「あれ?これ俺すのう反応してなくない?やだ俺もすのうしたい、もう一回」
まさかの二発勝負だった。シャッター音と共に記憶がぶっ飛んでいる。
終わってすぐジェントルさんに「どうよ?」と聞かれて「ぶす」と二文字を返した事くらいしか覚えてないのだ。
近くのベンチで画像フォルダを見てしっかり静かに死んだ。
とんでもなく近いのである。紛れも無くツーショットだった。
今でもまだこの写真を見ては泣けてくるし改めてメンタルへの攻撃力がえげつない写真だなと思う。
この時点でもう抜け殻だった。
トップバッターなので三号車の最後の人が終わるまでめちゃくちゃ暇になった。
この時間どうしようかなと数秒置きに写真を見返しては「っは~~~・・・」と言っていた。
もうどこに何の感情をぶつけていいか分からず身投げが頭をよぎるくらいアレだった。海を見ても「水だなぁ」とゆう感想しか出ないくらいにはIQも低下していた。
周りでは終わった人が飽きないようにジェントルさんとまっつんがみんなに声がけをしていて「ケアが行き届いている・・・」と感心した。
私も待ってる間お二人とは色々話をさせて頂いたので記念に写真を撮ってもらった。
びっくりするくらい緊張しなかった。申し訳ないと思っている。
ジェントルさんには「一号車の一番でしょ~なんかさ凄いよね、凄いもの引いたんだよ」と言われ囚人番号一番のヤバさを実感した。
途中添乗員さんが「なんか二号車から進み遅いんですよねぇ」と愚痴を漏らしにきた。
そこから三号車の人が終わるまでずっと喋っていたと思う。
いよいよ最後の一人が終わり集合写真を撮る為、ぞろぞろと場所を移動した。
移動中は野放しなので中村屋に「陽が出たけどやっぱり寒いね~」と声をかけられるも
「っすね~・・・」と小粋な返しも出来ず握っていたカイロをフルボトルみたいに振っていた。アホみたいな顔をして。チャンスはピンチなのだ。
集合写真はブログやツイッターに載せるので顔出しNGな人は隠してね!と言われ、ここぞとばかりにクッキーモンスターにでしゃばってもらった。
何故ならクッキーモンスターは可愛いからだ。
後で上がった集合写真を見たらしっかり青い塊が映っていて、なんか満足した。
写真を撮り終え中村屋からのご挨拶があり、場は暖かい拍手に包まれた。
よっぽど体調が良かったら「イヨッ!中村屋!」と言っていたかもしれない。
「これから東京に戻るわけですが三号車から一台ずつ僕達が順番に乗りますんで」と言われ改めて座席的にクソやばいのでは???と自分にしては早めに察しがついた。
この時間が終わってしまうことと、予想が当たればマジに目の前に来てしまう緊張でリアルに吐きそうになっていた。
ここまで長々読んで頂いて感謝しかないのですが
トラロックバスツアー最終章はまたご飯後にでも書こうかなと思うのでこちらもここで一旦〆。
トラロックバスツアーまでのあれこれ。
まず始めに、私は「中村優一」という俳優さんのファンである。
ここを見ている人はフォロワーさん限定なので言わずともな感じはあるが
それはそれとして、これは大事なことなので再度頭に入れて頂きたい。
そして何がきっかけで好きになったとか、いつからファンなのか等の
「あなたの優一はどこから?」みたいな事は面白くないので割愛します。
ザックリ言えば仮面ライダー電王も好きだけどそれ以上に響鬼が大好きってだけです。
今回はそんな事を書き留めたい訳ではなく、3月10日に行われた
「中村優一と行く早春バスツアー」とゆう、とんでもなくやべぇイベント当日から
そのイベントに行くまでのアレやコレを自分的にまとめておきたいなと思い
かったるいブログ登録をアマゾンズかっこよーって思いながら片手間でしました。
長々と気持ちの悪い文章が続くのでここから先はフォロワーさんと言えど
あまりおすすめしません。それでも大丈夫な方は一緒に思い出を振り返りましょう。
遡る事2018年1月31日。
わたしはお友達と池袋のらんま1/2カフェではしゃいでいた。
その帰りに中村屋(いつも通りの呼び方でいきます)のツイートを見て驚愕。
「なにて???」って声に出たと思う。
その瞬間の私のツイートも大変なことになっていた。
「その日までマジ死んでも死なねぇからな」と言っているにも関わらず
フォロワーさん達は口々に「のいこさんが死ぬ」と言っていた。
とは言え、この時点では何のイベントかは分からず日にちは3月10日で
去年の10月から貯めていた100円玉貯金を使う日がくる、とゆう事しか確定していなかったのだ。
続報を待ちながらソワソワした日々が始まり、遊びのお誘いも
「中村屋イベ決まったから」とイカレた理由で断っていた。
普通の友達なら「は?」となるところだが幸い友達にはオタクしか居ない。
皆「オッケー中村屋」とオッケーGoogle並みの理解の速さであった。
そんな中、ついにイベントの詳細が発表されたのである。
TLは私よりもフォロワーさん達の方がざわついていた。
もちろん私も絶句したが絶句と同時に音速で申し込みを済ませていた。
否、済ませたものだと思っていた。事件はここから始まった。
「申し込みの確認メールがドメイン受信指定出来てなくて来ない」
何でauのメアドから送信したんだろう。おたんこなすか。
めちゃくちゃにテンパり連続でもう3回くらい申し込みをした。
あまりにもあわてんぼうが過ぎる私を見てフォロワーさん達はマジで心配していた。
みんな「手伝おうか?」とも言ってくれたが中村屋に関しては前回の
写真集イベ同様「一人で戦って一人で死ぬ」と宣言していたので友の手を振り払い
申し込みフォームに突撃していた。
gmailからもバカのふりをして「初見で~す」みたいなノリで2回申し込んだ。
とりあえずgmailには自動返信の「申し込みありがとね」なメールは来たので
当落までの間はまた落ち着かない地獄の日々が始まる。
その間中村屋が「今日、朝10時に。お伝えすることがあります。」と
テンション低めな呟きをしたもんだから時期的になにか「やらかした」のではないかとマジに不安になった。
TLであまりに私が騒ぐからフォロワーさん達まで冷や冷やさせてしまった。
これに関してはただ4月からドラマが決定したとゆう報告だったので心の底から
「この、あんぽんたんが」と叫んだ。
そんなこんなで向かえた当落発表当日。
朝からそわっそわのそわで起きていたが当選メールは一向に来なかった。
落ちたのだ。それはもう地獄のようなアレだった。
TLでは強がったものの実際はクソ泣いたしもうマジに終わったと思った。
正直絶対行けるだろうとどこか中村屋を舐めていた部分もあったし
今何かの作品に出ていて旬な俳優さんでもない、激戦はないだろうと。
そんな舐めきった私に与えられた最後の希望が「第二次(先着順)」
の漢字の羅列であった。「第二次」とゆう漢字がここまで怖かった事はない。
もう、この一筋の希望に賭けるしかなかった。藁にもすがる思いだった。
すがった。
めちゃくちゃ簡単に助けを求めてしまった。
「一人で戦って、一人で死ぬから」とか言ってられない状況だったのである。
そんな状況を見かねて続々とフォロワーさん達がアップを始めてくれた。
あの瞬間はめっちゃアベンジャーズみたいだった。
フォロワーさん達の協力の下、二次先行には沢山の「のいこ」が申し込みをした。
この時点でもう色んな「ヤバさ」は伝わっていると思うが大丈夫だろうか。
無理っぽかったら構わず途中下車してほしい。
この時はもう誰か当たってくれ、当たったら本気で金一封謝礼する!と思っていた。
それくらい軽く気が触れていたのである。
沢山の「のいこ」が申し込みをして二次の当落を待っていた当日。
仕事のお昼休憩中に一本の電話が鳴る。
「お世話になっておりますライズコミュニケーション中村優一担当でございます」
中村屋のファンクラブからだった。
「一次選考の時点で当選されているのですが、まだお振込みがなく、二次選考でかなりの回数お申し込みの重複がございましたのでどうされたかと確認のご連絡でございます。」
え????????一次の時点で当選していて????え????
なんかヤバイと思った。
無い脳みそをフル回転させて一次の時点でのドメイン指定受信が出来なかった私の過失、自動返信メールが送られてくるようにgmailから複数回申し込みをしたこと、
めちゃくちゃ行きたいから友達にも申し込みを手伝ってもらったこと
行かせてもらえるならば仕事が終わり次第、音速で振り込めること全てを伝えた。
なんかもうご担当者様も半笑いだったと思う。
全てを説明し、とりあえず今日振り込めるなら一次当選枠の手続きに変えて
二次選考に申し込みをした沢山の「のいこ」は無効とする算段で上と話を進めるので
また夕方に追って振込口座等のご連絡いたします。と電話を切った。
信じられなかった。まだ振り込んでないので実感はないものの行けるんだ。
その時の私のツイートも大分はしゃいでいるし、興奮してる様子が分かる。
沢山の「のいこ」はご担当者様の指先ひとつで消滅したが、その倍の数沢山のお祝いツイートがTL一面に並んでいた。
ルンルンで仕事を終えてすぐこちらから中村屋のファンクラブに電話をし
「一次でご当選扱いになりましたので遅くても30分後くらいには振込先をメールさせて頂きます」と言われ意気揚々と帰りの電車に飛び乗り
だいたい地元の駅に着く頃にはメールが来てるだろうなって思っていた。
電車に乗ってる間、中村屋行けて良かったね!とわざわざ連絡をくれた友達と
「ありがとう、やばいよ着てく服買わなきゃ」みたいなラインをしていたと思う。
地元の駅に着いてから何回もメールボックスを開くが新着メールはない。
30分って言ってたけど行かせて頂くのだから45分くらい待ってみよう。
新着メールは無い。すぐ振り込めるように駅の喫煙所で待機していたが寒さが限界で一度家に帰った。途中何回もチャリを停めてメールボックスを開いたがメールは皆無。
家に着いてから辛抱たまらんくなって恥を覚悟でもう一度ファンクラブに電話をした。
「あ~今担当の者が席を外しております、戻り次第すぐメールさせます!」
そっから即メール来た。笑えるくらい速かった。ご担当者様はお手洗いだったのかな?ってくらい電話切ってすぐメール来た。
無事にメールが来たので、爆速でチャリを飛ばして支払いを済ませ
これはご担当者様にご報告とお礼をしなければと狂ったテンションと勢いで
再度電話をかけた。めっちゃお手を煩わせたことの申し訳なさと感謝を伝えたかった。
めっちゃお察しされていたし、そうゆうとこだぞってなった。
ただ、行けることに変わりはないので中村屋FCとフォロワーさんには本気で足向けて寝れないなって思いながらその日は興奮して寝付きが悪かったのを覚えている。
こうして、各方面に要らぬ心配と迷惑をかけながらどうにかこうにか行けることになり中村屋の屋号に泥を塗らないように心がける日々と同時にあと一ヶ月で出来る限り「擬態する」目標が出来た。
この一週間後には美容院に行き、服を買ったりコスメを買い漁ったりと信じられないくらい浪費したり、別口でメンタルがカッスカスのペッソペソになる事案が発生するものの、それは全然面白くないので割愛させて頂きます。
ここまでがマジで中村屋バスツアーに行けるようになるまでの序章に過ぎないので
次からが本番になる訳ですが、ごはんなのでとりあえずはここで〆。